夜になると想像だけ進む。昼には消そうとする。
女装した自分が男に見られている場面を考えて、途中でニュースを流す。
忘れたふりをしても、翌晩また戻る。そんな繰り返しだった。
年齢を理由に閉じようとするたび、逆に細かい想像だけ残る。
服の感触。座る姿勢。目を逸らす瞬間。
豊橋日中の静かな部屋を思い浮かべると、急に現実になって止まる。
投稿主は説明を増やさない。ただ、こちらが隠したい部分を静かに見ている。
問い詰めないのに、誤魔化しづらい。呼吸だけ少し乱れる。
やり取りだけでもいい。また同じ夜に戻る。そのまま戻るだけになる。
豊橋日中、初めて女装したまま向かい合った時、恥ずかしさより先に、終わらなかった願望だけが静かに残る。