顔に当たったラグビーのユニホームはうっすら湿ってて生臭い、というか青臭い気がした。俺は臭ささに驚いて健太郎を布団に落としたらその衝撃で正気に戻ったらしい。
あ、俺帰るから、と出ようとした俺の足を掴んでる顔を見ると死にそうな顔してる。仕方なしに座って話を聞いた。
途中からシラフでは聞けなくなって酒買いに行かせて飲みながら聞いた。
奴はいわゆる高校球児で結構活躍したらしいけど、大学では怪我したのと同部屋の先輩に嫌われ過ぎて人生狂わされたらしい。
寮だと先輩の洗濯をするのは基本だけど時間が限られてて自分のが洗濯出来ない事があったらしい。本当は禁止なのに自分のを先輩のと一緒に洗ったらバレてブチギレられて2時間正座の上しゃぶらされたと。吐きながらしゃぶらされた上に顔にかけられたそう。俺ならその時点でぶち殺してるけどな。
それは次の日からも毎日されるようになって、しかもその説教のせいで洗濯する時間がより無くなって他の部員からも距離を取られるし、女子は一切近寄ってこなくなったらしい。
更に正座のせいで足首痛めて練習でも足を引っ張りるようになって行ったせいで肩身が狭くなっていってたし何より先輩が、「俺シコったらティッシュ使うんもったいないからコイツにぶっかけてやってるw」ってバラしたもんだから最下層確定したらしい。しゃぶされてるって言ってたら別だろうけど、お仕置きとしてぶっかけ位はガチの体育会になればそこそこ聞く話だけどなと思ってたら、続きがあって、「コイツぶっかけられる時勝手に口開けてんだよなーwどんだけ精子好き何だよw」とも付け足したらしい。それで一気に体育会のシゴキからホモ堕ち確定したと。健太郎は当時男好きでも何でも無かったらしいけどな、本人いわく。
その時が7月頃で以降、寮でシコる時は健太郎にぶっ掛けるのが流行ったらしい。男同士だとそうやって上下関係作ろうとするのはいつの時代も一緒だ。ぶっ掛ける事によって、お前が下だと示したいんだ。最初こそ先輩だけだったのが同期にもやられ、他の部からぶっかけに来るやつもいたと言う。人気もんだなって笑ってやったら、「先輩にもそうやって笑われてました」と飲みながら言ってたよ。
他の部からも来るようになった時には、口の中に沢山飛ばせた奴が優勝ゲームが流行ってたらしい。飛距離と量が勝負の決め手、これで優勝するのは男として誇らしいけど、掛けられる方は男としてズタボロだ。しかもあえて至近距離で鼻に入るようにぶっ放す奴も出て来たせいで、どんどん醜悪になっていく。鼻に入ると咽せてしまうからどうしても少しは飲み込んでしまうらしい。で、「自分から飲んでんだったら口の中のも飲めるだろ」と同期が図に乗って言い出したもんだから、それからは全て飲まされるハメに。2年になるまでには色んな野郎から飲まされ過ぎて目隠しで誰の精子か当てられるようになったらしいけどな。ここまでくると箍が外れるのか閉鎖的な環境がそうさせるのか、ケツをやるようになる。夏合宿終わりに寮の風呂場に連れて行かれてホースでケツぶっ込まれて後悔排便させられて掃除した後、興味ある奴ら数人で掘られたらしい。しかもほぐすのを全員嫌がったから、台所にあったマヨネーズをケツに垂らして即挿入されたそうだ。
初めて感じる頭に暴れたけど両手足に乗っかられて逃げられなくて。口にはいつ洗ったも覚えてない臭えパンツ口に咥えさせられてたそうだ。そのまま中出しされ続けたし、ケツから溢れた精子をパンツで拭き取ってはパンツを口の中に戻された。
臭さと痛みで頭がおかしくなっていってた事とぶっかけられてるのをバラされた日から満足に抜けなくなってた事が災いしたのか、痛みに慣れたせいなのか2周目に入った頃から勃起しちまったそうだ。最初に気がついたのは同室の先輩。「こいつたってね?ガチでヤバい奴!ケツ掘られて勃起するとかホモで確定!w」とはしゃいだらしい。